『救急法講習を受けました。』(竜雲あけぼの学園)
あけぼの学園では、毎年救急法の園内研修を行っていますが、利用者様の高齢化などにより、緊急時の迅速適切な対応の必要性が増してきたため、高松市消防局に依頼し、本格的な講習を受けました。

高松市では、年間約2万4千件の救急要請があり、その数は年々増加しているそうです。
その影響もあり、119番通報があってから現場に到着するまでに平均9.3分かかるとのこと。
何らかの原因で心臓や呼吸が止まってしまった場合、1分ごとに救命率は10%低下すると言われています。
そのため、救急隊が到着するまでに現場に居合わせた市民によって胸骨圧迫やAEDによる除細動が行われることが望ましく、市民が心肺蘇生を行った場合は生存率が高いそうです。

119番通報する人、AEDを取りに行く人、胸骨圧迫する人、など「救命の連鎖」について学びます。(救命の連鎖=その人を救命し社会復帰させるための一連の行い)

出血、骨折、てんかん発作、のどに食べ物が詰まるなど、施設内で起こる可能性の高い事例への対応についても教えていただきました。
コミュニティセンターなど身近な場所でも、救命処置やAEDの使い方の講習を行っています。
知らなければ躊躇してしまいそうな場面も、知識があれば勇気を出して行動することができます。
皆さんも講習に参加してみませんか。
看護師 井原